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2011/03/11

本感想:私の男(桜庭一樹)

なんか、後味の悪い話でした。

主人公腐野花を全然好きになれなかったです。読んでいくうちに、だんだんうす気味悪い怖さを感じてきて、いたたまれない気分になってきました。

物語は花が尾崎美朗と結婚して、養父であり「私の男」でもある腐野淳悟と離れることになるところからストーリーが始まり、順に時間を遡るかたちで話は進みます。そのなかで花と淳悟の一種異様な関係が、どんな風に形成されてきたかが語られるのですが、なんともやりきれない気持ちになりました。
花と淳悟に関する謎が徐々に明かされていくので、それに対する好奇心でなんとか読み進めていけましたが、精神的に辛い作業でした。

ぬるま湯のような不幸、そんな感じ。けどその中に強烈な幸福が混ざっていて、この二人はそこから離れることができなかった。そんな気がします。
花は美朗と結婚したけど、心から幸福を味わうことはもうないのだろうなと思いました。

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