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2010/11/14

本感想:春琴抄(谷崎潤一郎)

「究極のマゾヒズム」
とりあえず、そんな言葉しか浮かんでこないです。

春琴のついてはあまり心理描写がなされていなかったので、彼女が佐助との関係にサディスティクな悦びを見いだしていたのか、いまいちよく分からなかったですが、だからか佐助の献身ぶりがとても印象強く残ります。

封建時代のなごりの主人に対するの忠義心に、春琴を女神如く崇拝する信奉心が合わさったもの。なんていう単純なものではないですよね、佐助の行動原理は…。

その心情を理解することは到底できそうにありませんが、春琴と佐助二人の間にだけ通ずる何かがあったのだろうとだけは察することができます。ずいぶん歪んだ形ではあるけど、この二人は間違いなく愛しあっていたのでしょうねぇ。愛とは複雑です。

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