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2010年10月

2010/10/30

本感想:細雪 中(谷崎潤一郎) 

順番飛ばしてしまって、中巻最後に読みました。
中巻は末妹の妙子が中心で話が進みます。上・下巻に比べてストーリーの変化に富んでいて、面白いと私は思いました。雪子がほとんど出てこないので、雪子の魅力に惹かれて読んでいる人にはもの足りないかも。

しかし、作者谷崎は妙子には否定的というか厳しいなぁと感じます。先進的で頭も良く自立した女性だけど、品性が無くてずる賢いみたいな書き方がされてる。それに、この中巻から下巻にかけて、妙子は次々不幸に襲われて行くのですよね。水害で死にかけて、恋人に死なれて、最後には流産。雪子と対比させてその魅力を引き立たせるためかもしれないけど、谷崎は現代的な女性が嫌いなのかと思ってしまう…。

妙子の二人目の恋人板倉が死んでしまう辺りでは、世間体を気にする旧家のいやらしい部分はもろに出てて、なんというかこう言うものだろうと思いつつも、板倉や妙子が気の毒でした。

2010/10/17

本感想:細雪 下(谷崎潤一郎)

上中下3巻あるのに、図書館で見かけたのが上下の2冊だけだったので、てっきりそれだけだと思って、上巻のあと中巻とばして下巻を読んでしまいました。どうりで時間の経過がやけに早いと思いましたよ。知らないうちに妙子の恋人が死んでるし…

それでも読んで分からない事もなかったので読みました。

細雪は題名からして、雪子がメインの話なのでしょうが、どうも私の印象に残るのは幸子です。幸子の視点で話が進んでいるからでもあるのでしょうが、雪子と妙子の二人の妹に振り回される貞之助・幸子夫妻の苦労話という感じがします。

そんな風に幸子に感情移入して読んでいたからでしょうか、雪子の煮え切らない態度やら、三十路を越えて独身でいる事を気にもかけず泰然としているところなどに、イライラして仕方なかったです。

2010/10/03

本感想:まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

多田と行天のコンビが最高。

文句を言いながらも行天の面倒をみてる多田に、周りの事はおろか自分の事もかえりみず好き勝手な行動をする行天、どちらも魅力的で素敵です。もっとこの二人の掛け合いを読みたいと思ったので、読み終えてしまうのがちょっと残念でした。

登場人物も一癖も二癖もある人達が満載で、それに振り回されている多田が面白い(一番多田を振り回しているのは、もちろん行天ですが)。この話は登場人物の魅力で読ませてるところがあるかもしれません。

ストーリーはちょっとご都合主義なところがなきにしもあらずな感じですが、だからこそ安心して読めるから私は好きですけどね。

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