無料ブログはココログ

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

2010/09/24

本感想:細雪 上(谷崎潤一郎)

昭和初期、関西の上流家庭に生まれた四姉妹のお話ですが、上巻は下三人の幸子・雪子・妙子が中心で、特に雪子のお見合いの事が話の半分ぐらいを占めてる感じです。そのわりには雪子より、お見合いのためにあれこれ心を砕く幸子の方が目立ってました。

上流家庭というのはこうものんびりしてるものなのかしらと、羨ましくなるぐらい優雅な生活ぶりが描かれています。と言っても、お金を湯水のように使ってるとかそういう事ではなくて、風流で気品がある感じです。

たまに、お見合いに関するエピソードの時に、“いくらなんでもそりゃノンビリ構えすぎでしょ”と、ツッコミを入れたくなりますが…

なんとなく盛り上がりに欠ける気がしますが、それはまだ上巻だからですかね。はやいとこ下巻も読もうと思います。

2010/09/23

本感想:吉原手引草(松井今朝子)

この本を読んでいておもいましたが、江戸時代はやはり好きです。吉原のしきたりなんかも、とっても興味深い。

この話はタイトルが「吉原手引草」だから、吉原の風俗などについて紹介されているのかと思いきや、少し趣が違いました。確かに、吉原の遊廓のことが詳しく描かれているけど、そこに葛城花魁の事件を絡めて、後半なんだか推理小説っぽくなっていくのですよね。

お話も良くできていて面白かったのですが、一番思ったのは江戸時代物の話が自分はやはり好きだなぁという事でした。

2010/09/14

本感想:破戒(島崎藤村)

部落民差別の続く社会と、主人公丑松が闘う話かと思っていたら、ちょっと違いました。差別社会の中で自分の素性を隠して生きる丑松が、父親の戒めを破って世間に穢多(これ使っていい言葉なのかな)であることを打ち明けるまでの、心の葛藤の物語なんですね。

穢多とか非人と言えば江戸時代の階級制度の事という認識が強いので、遠い昔の話というイメージがします。部落差別って、私が子供の頃にちらっと聞いたことがありますが、最近ではあまり問題になってると聞かなくなりましたね。もうすっかりなくなってしまったのか、どこかでコッソリ根強く残っているのか、それは分かりませんが…。

思ったほど丑松が悲惨なめにあっていなかったので、私としては読みやすかったです。悲劇は読んでいて辛くなるから苦手なのですよね。ただ、なんかすっきりし過ぎて心に引っ掛かるところが無い感じもしました。

2010/09/09

本感想:高円寺純情商店街(ねじめ正一)

心温まる話って言うのは、こういうのなんだなぁって思いました。

義理とか人情とかを強調し過ぎていないところが、嫌味が無くて好きです。自分の父親と同世代の人達には、懐かしいと感じるのでしょうね。

表現が簡潔で私好みなんですが、ちょっとあっさりしすぎて読みごたえがないかもしれません。読み終えた時「あれ?もう終わり?」って思っちゃいました。

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

最近のトラックバック

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31