無料ブログはココログ

« 本感想:続巷説百物語(京極夏彦) | トップページ | 本感想:夏姫春秋 下(宮城谷昌光) »

2010/04/25

本感想:安部一族・舞姫(森鴎外)

私の読んだ新潮文庫のものには、表題の二作の他に「うたかたの記」「鶏」「かのように」「堺事件」「余興」「じいさんばあさん」「寒山拾得」が収録されていました。

「舞姫」と「うたかたの記」はドイツが舞台のお話なのですが、古文調の文体で書かれていて、なんとも読んでいて不思議な感じ。だって、金髪美少女のセリフが「我は~」とか「~したまへ」とかになっているのですもの。

そんなに多くの作品を読んだ訳ではないのだけれど、鴎外さんは日本があまり好きではないのかしら?と思いました。何て言うか、他の日本が舞台のお話には、どこかしら皮肉めいた部分があるけれど、このドイツが舞台の作品にはそれが無いように感じたのですよね。美しくも悲しいお話と言う感じです。

「安部一族」をはじめとする歴史小説は、なんとも昔の武士のものの考え方にはついていけないわ、としか思えませんでした。私はもともと殉死かを格好いいと思えるたちではないので…。あと、武士の意地とかも理解できない。忠節とかいいなって思わなくもないですがね。

「かのように」が結構好きです。ちょっと小難しくて、じっくり読まないとワケわからなくなりますが…。終わり方がとても印象的でした。

« 本感想:続巷説百物語(京極夏彦) | トップページ | 本感想:夏姫春秋 下(宮城谷昌光) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30625/48178027

この記事へのトラックバック一覧です: 本感想:安部一族・舞姫(森鴎外):

« 本感想:続巷説百物語(京極夏彦) | トップページ | 本感想:夏姫春秋 下(宮城谷昌光) »

最近のトラックバック

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31